2012/05/29

★『尾閭中正』は骨盤立位か骨盤後傾か!

腸腰筋で骨盤を立てる  (くれないきりんのあしあと)
↑ こちらにも書いたように普段の姿勢においても
反り腰=骨盤前傾 になりがちなので、骨盤立位を意識している。


↓  中村考宏氏のHPより引用
ーーー  骨盤を立てること…    … 例えば、太極拳の馬歩。何年か前に骨盤の位置関係について議論したことがあるのだが、馬歩は馬にまたがるような立ち方だが、解釈の仕方により骨盤操作が全く違ったものとなってしまう。中国の先生は骨盤を立位に対し日本の先生は骨盤が後傾していた。構造動作理論からみると、骨盤後傾は股関節をロックし動きを止める(固定)ことから、いつでも動き出し可能な立ち方ではない。また馬歩の構えをとるとき「腰・骨盤ポジションを脊柱の湾曲をとる」「お尻を中に入れる、尾骨や仙骨を巻き込む」などというような表現をするそうです。しかし感覚表現というのは非常に曖昧です。同じような表現でも骨盤立位の先生と骨盤後傾の先生がいうのでは、全く質の異なる立ち方になるはずです。構造動作理論からみると、人間の骨格構造に適した姿勢・構えは骨盤立位が馬歩に適していると考えます。ーーー



私も太極拳の姿勢おいて、そう説明されているように、尾骨を巻き込むように前方へ上方へ動かしてS字状の背骨を伸ばして骨盤は後傾ぎみの状態になる。のだと思っていた。

しかし、中村氏が書かれているように太極拳の要項は「感覚表現」なのだ。
それによって外見が作られる、内側の説明なのだ。

体型、姿勢の違いや 受け取り方、理解の違いなどもある。

私自身、立身中正・虚領頂勁・含胸抜背・気沈丹田・沈肩墜肘 など なども、
太極拳を始めた頃と今とでは、これらに感して同じ説明文を見ても、解釈も理解も体内感覚も全く違ってきている。
きっと、今後も変わるだろうな。

現在は、腸腰筋で骨盤を立てる←に書いたように 腸腰筋を使って骨盤を引き上げて立てる『骨盤立位』にする。そこからは骨盤を動かす意識ではなく、尾骨を引き上げる=腸骨を締める 状態が『尾閭中正』ではないかと、個人的に感じているんだけどね(^_−)−☆


                                                                 2012/5/29

2012/05/08

★ミトコンドリアと氣功と太極拳と!


ミトコンドリア
真核生物細胞小器官である。二重の生体膜からなり
独自の
DNA(ミトコンドリアDNA=mtDNA)を持ち、
分裂、増殖する。mtDNAはATP合成以外の生命現象にも関与する。
酸素呼吸好気呼吸)の場として知られている。
また、細胞のアポトーシスにおいても重要な役割を担っている。



   
                      典型的な動物細胞の模式図
(1) 
核小体(仁)、(2)細胞核

(3) リボソーム、(4) 小胞、(5) 粗面小胞体、(6) ゴルジ体
(7) 微小管、(8) 滑面小胞体、(9) ミトコンドリア、(10) 液胞
(11) 細胞質基質、(12) リソソーム、(13) 中心体 








         
                 ミトコンドリアの構造
1.内膜 2.外膜 3.クリステ(平板状) 4.マトリックス 





ミトコンドリア
ほとんど全ての真核生物細胞に含まれる細胞小器官である。
直径は0.5μm程度であるが、形状は生物や細胞の置かれている条件
によって多様である。球形、円筒形のものから紐状あるいは網目状の
ものまであり、長さが10μmに達するものも珍しくない。
1細胞あたりの数は、1つに維持されている細胞もあるが、多い場合で
は数千個のミトコンドリアが絶えず分裂と融合を繰り返しているもの
もある。
 
ミトコンドリアは外膜と内膜という二枚の脂質膜に囲まれており、
内膜に囲まれた内側をマトリックス、内膜と外膜に挟まれた空間を
膜間腔と呼んでいる。内膜はマトリックスに向かって陥入し
クリステ
(稜)と呼ばれる特徴的な構造となる。



ミトコンドリア Mitohondriaすべての真核生物にあり、呼吸を営み、生命活動に必要なエネルギー
源であるATPを生産する・・・・


細胞1個当たりのミトコンドリアの数は
          シアニジウム(原始紅藻類)・・・・・1個
          カエルの卵細胞・・・・・・・・・・約20万個
          ヒトの細胞・・・・・・・・・・・100~3000個


エネルギー代謝に関わる細胞ほど ミトコンドリアの数が多くなる。








ミトコンドリアは身体のエネルギー発電所 
私達の身体に60兆個あると言われてる細胞の中に、数百から数千
あり、その大きさは約0.5ミクロン。栄養と酸素取り込み、
高速回転をしながら、私達の身体が消費する生命エネルギーを産み出す。
体温の保持、筋肉を収縮させ動くこと、脳や 神経の活動、様々な臓器や
機関の細胞の再生、免疫などの物質の合成・分解など私達の生きる
営み全てが、ミトコンドリアの生み出す生命エネルギーによって支え
られている。


そして、遅筋は毛細血管が多く発達し、ミトコンドリアも豊富である。


(そうそう~遅筋が赤いのは赤血球の赤色の元であるヘモグロビン
よく似たミオグロビンサイトクロムなどがたくさんあるため~)




(*^^*)難しい事はおいといて 何が言いたいかというと


元氣で若々しい身体のためにも
そのエネルギーを生み出しているミトコンドリアを増やすのには
姿勢を維持したり、ゆっくりな動作で遅筋を使い養う
氣功のタントウや太極拳は、とても有効である。

背筋と太ももの筋肉に

ミトコンドリアは多く含まれているらしいよ(^_-)-
                                                2012/5/8