2013/04/11

気功の種類と練習方法=気功を始めよう・その1=


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和気信一郎の気功流癒しのテクニック~癒しの気功法~
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気功の種類と練習方法=気功を始めよう・その1=2013/4/1

みなさん、こんにちは。名古屋の桜も、やっと咲いてくれましたね。(写真は我が家のしだれ桃です)

さて、新年度が始まるのに合わせて、今週からは、あなたに気功を始めて頂こうと思います。

1、こんな状態の人は、気功をして下さい。
・ストレスや緊張が取れない
・体調がすぐれない
・気力ややる気が出ない
・疲れやすい
・胃腸の調子が思わしくない
・常に、肩が凝っている
・便秘気味ですっきりしない
・ぐっすり眠れない
・何となくイライラし、気持ちが落ち着かない
・体力や免疫力に自信がない

こんな風に書き出すと「わたし、当てはまります」という人が沢山おられるのではないでしょうか?

そうなんです。気功は、心と体の健康の回復から維持、増進に至るまで、殆どの人が取り組める、取り組んで頂きたい東洋的な健康法、養生法なのです。

2、気功治療は、何の資格も免許もない個人的な「施術」です。
よく誤解されるのですが、巷に出回っている「気功治療」というのは、あくまでも個人的な「施術」です。

医師や鍼灸師、マッサージ師、理学療法士、作業療法士のような国家資格がある訳でもなく、業界としての認定制度がある訳でもありません(気功の業界団体や組織はありません)ので、「私が気功で治療をします」と言えば、誰でも「気功治療」が出来るという、まさに民間の個人的な「施術」でしかないのです。

これに対して、自分で行なう気功のことを「内気功」と呼び、内気功の修練によって培われた「気」を使って外部に働きかけることを目的とした気功を「外気功」と呼び、本来は、それを治療に用いたものが「気功治療」なのですが、日本においては、無責任、無放任の個人的な「施術」になってしまっているのです。

3、あなたが行なう気功は「内気功」です。
これでおわかりのように、僕があなたにお勧めしているのは、あなたが自分で自分の心と体の健康を回復し維持、増進するための気功、即ち、「内気功」です。(これからは、単に気功と呼びます)

気功には、立ってするもの、坐ってするもの、寝ころんでするもの、或いは、体を動かしてするもの、動かさないでするものなど臥あり、自分の体力や状態、状況に応じて、自由に練習できます。

公園で太極拳のようにもできるし、部屋の中で坐禅のようにもできるし、或いは、布団の中で、眠る前や起き出す前にも出来る、幅の広い練習方法を持っています。

気功に用いる用具は、自分の体と自分の心、そして自分がしている呼吸だけなので、この点においても、気功は、TPOに合わせ、いつでも、どこでも練習出来る優れた健康法、養生法なのです。

さあ、あなたも自分の心と体の健康を回復、維持、増進させるために、気功を始めましょう。

【今週の練功】
*気功の練習のことを練功と言います。

◆生きる底力を養う手当法
*病中、病後の体力を回復させたい人にお勧めです。

・坐って出来ます。(イスでも可)
・左の足の裏(特に土踏まず)を右手の掌で包むように握ります。
・左手の掌を下腹(へそから指四本分下がったところ)に当てます。
・その状態で、おなかでゆっくり呼吸をし、下腹の中が温かく感じるまで続けます。
・反対も同じようにします。
・一日数回、少なくとも、夜、床に着く前に一回を習慣にし、最低一ヶ月は続けましょう。
・薬ではないので特効性はありませんが、気がつくと、「家族や友達から
元気になったみたい」、「顔色が良くなったね」って言われますよ。

*気功教室以外にも、あなたの状態に合わせた「個人レッスン」や「団体レッスン」もお引き受け致しておりますので、和気までご相談下さいませ。

あなたは大丈夫?~その4・自然治癒力、強くしてますか?~



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あなたは大丈夫?~その4・自然治癒力、強くしてますか?~2013/3/25

みなさん、こんにちは!お彼岸も過ぎ、いよいよ春本番ですね。

さて、今週は、自然治癒力の話です。

1、自然治癒力って?
私たちの体は、傷を負っても骨折しても、それを修復していく能力を持っています。食あたりをしても下痢によって悪いものを追い出したり、風邪を引いても熱を出して白血球の活動を活発にして菌を殺して風邪を治します。

このような体の修復力、回復力を自然治癒力と呼んでいます。

そして、この自然治癒力が生命力そのものであリ、大抵の病はこの自然治癒力、生命力によって治しているのです。

私たちの体のなかでは、毎日、二、三千程度のガン細胞が作られているそうですが、それが病としてのガンにならないのは、この自然治癒力、生命力のおかげなのです。

では、この自然治癒力、生命力は何によってもたらされているのでしょうか?

2、ホリスティク的な見方の大切さ
自然治癒力、生命力を旺盛にするという立場からすれば、どんな病も体の一部の問題ではなく、全身的な、その人の生活や人生そのものの問題だと言えます。毎日の暮らし方、生き方が自然治癒力、生命力の元になるのです。

それを具体的に言いますと、

・生活リズムのあり方
・食事のあり方
・運動のあり方
・心のあり方

などがアゲられます。

(1)生活リズム
昔から言われているように、生活リズムの基本は「早寝早起き」です。きちんとした睡眠に勝る養生法はないでしょう。

自然治癒力、生命力を弱体化させるものの第一は、夜更かしをはじめとした不規則な生活リズムだということを覚えておきましょう。

(2)食事
私たちの体を構成するものは、全て食事によって外部から取り入れなければなりません。病を治すという視点から言えば、血液によって体中の細胞に運ばれる栄養分が重要になります。

何を食べるのか、何を食べないのかということによって、自然治癒力、生命力は強くもなるし、弱くもなるのです。良質のタンパク質やビタミン、ミネラルの多い食品を満遍なく食べることに心がけましょう。

因みに、東洋医学では、緑黄色の野菜、赤色の野菜や肉(魚)、豆類、芋類、ネギや玉葱、大根などの少し刺激性ある野菜、海草類などを満遍なく食べること、酸味、苦味、甘味、辛味、塩味の五味を摂取することを奨めています。

テレビなどの「○○が何々に良い」という情報に振り回されて、それを集中的に食べるような偏りは、自然治癒力、生命力には相応しくない食べ方だと言えるでしょう。

(3)運動のあり方
血の巡り(東洋医学的には気血の巡り)を良くするためには、運動は不可欠です。運動と病、運動と自然治癒力に関する実証的な研究は数多く行なわれていますが、ここでは(学術論文ではありませんので)大まかな結論的な話をお知らせします。

・週に一、二回、一、二時間の運動をする人は、運動をしない人より風邪を引きにくい。
・激しい運動を続けている人は、軽めの運動を続けている人より、風邪を引きやすい。
・筋肉に少しだけ負荷をかける運動は、ミトコンドリアを増やし、基礎代謝を高め、体温を上げる。
・筋肉に負荷をかける運動は骨を強くする。
・20分程度の規則的な筋肉運動は脳内セロトニンの分泌を促進する。
・ストレッチは血管の弾力性を増大させる。

まだまだあるとは思いますが、これらをまとめてみますと、毎日、20分程度のウォーキングを続け、その中に、時々、早足歩きやスロージョギングを加え、週に二回ほど二時間程度の軽めの運動や無理のない筋肉運動、ストレッチなどを続けると自然治癒力は高まっていくということになります。

(4)心のあり方
東洋医学は「心身一元」という考え方なので、心のあり方が体に影響を与えるということについては素直に理解できるのですが、西洋医学では心のあり方は余り問題にはされません。

しかし、病を治していくことに対して、本人の生きる力、即ち、自然治癒力、生命力が大きな役割を果たしていることに異をはさむ人はいないでしょう。

そして、精神神経免疫学という学問の発展によって、心のあり方が自然治癒力、生命力に大きく関与していることがわかってきました。これも、実証的な研究の話ではなく、大まかな話ですが、

・怒りや憎しみの感情は、自然治癒の働きを阻害する。
・失望や落胆は自然治癒力を低下させる。
・心の安定は自然治癒力を発揮させる。
・笑いは自然治癒力を高める働きがある。

などです。

敬老の日に、長寿の人たちへのインタビューなどを観ていますと、みんな笑顔で、物事にクヨクヨしない人が多いようですが、明るさと終着のなさが健康には良いのでしょう。

3、自然体と平常心を作ろう!

長々と書いてきましたが、こう見てきますと、自然治癒力、生命力を高める方法には特殊な方法はなく、昔からなされてきた普通の暮らし方が最も良いことがわかります。

色々なものを満遍なく食べること、適度な運動をすること、物事にとらわれず陽気に暮らすこと、早寝早起きを心がけることに尽きるようです。

そして、これらのベースに流れているものが、自然体と平常心だと思うのです。

僕がみなさんにお勧めしている「気功」や「ふぁんそんテクニック」は、今回お話してきました自然治癒力、生命力のベースになっている自然体や平常心を作る上で、極めて効果の高い取り組みだと思います。

みなさんも、自然治癒力、生命力を高めるためにも、あなたの暮らしの中に「気功」の技や「ふぁんそんテクニック」を取り入れて下さい。


あなたは大丈夫?~その3・ストレスためていませんか?~


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あなたは大丈夫?~その3・ストレスためていませんか?~2013/3/18

みなさん、こんにちは!

先週の火曜日、満開のしだれ梅を感じに、平針にある名古屋市農業センターに行ってきました。それはそれは美しい光景でした。

さて、今週は、ストレスが心身にもたらす影響の全般について考えてみることにします。

1、緊張やストレスの持続は心身にダメージを与える

強い緊張やストレスが加わり、「闘争か逃走か反応」とまではいかなくとも、交感神経優位の状態になり、アドレナリンが分泌され、血圧が上昇し、血糖値が高くなる状況が持続していくと、高血圧や糖尿病の大きな要因になることは既にお話させて頂きました。

しかし、それだけではありません。ストレスが関与する病気や症状は、 全身に及びます。いわゆるストレス性疾患として次のようなものがあるそうです。

・気管支喘息,過喚起症候群・本態性高血圧症,狭心症,心筋梗塞・胃潰瘍、十二指腸潰瘍,過敏性腸症候群,潰瘍性大腸炎・糖尿病・筋収縮性頭痛,痙性斜頚,書痙・慢性蕁麻疹,アトピー性皮膚炎,円形脱毛症・慢性関節リウマチ,腰痛症・夜尿症・眼精疲労,本態性眼瞼痙攣・メニエール病・顎関節症など
(日本心身医学会の新しい診療指針から)

専門的なことはわかりませんが、緊張やストレスが加わると、気持ちが落ち込む、眠れない、肩が凝る、頭痛、便秘、食欲低下など、私たちは日常的な経験によって、ストレスが心や体に影響を与えていることを知っています。

そして、緊張やストレスが長期化すると、元気がなくなり、不安感が出てきて、いわゆる「うつ」の状態になっていきます。

・食欲がない
・寝つきが悪い、すぐに目が覚める、眠気がとれない
・肩が凝る、
・背中や腰が痛む
・疲れやすい
・焦りや不安感が強くなる
・思考力や集中力が低下する
・気分が沈んで、何事にも興味が持てない
・自分をだめな人間だと思う
・死んでしまいたいと思う

こんな状態が続く場合には、きちんとした対処をする必要があると思われます。

2、「ふぁんそんテクニック」はストレスの緩和に有効な方法
ふぁんそんテクニックは、交感神経優位の状態を副交感神経優位の状態にもっていきます。アドレナリンの分泌を抑制し、快楽物質や不安除去物質などの脳内ホルモンを分泌させ、いわゆる執着心を消去させていきます。

そのことによって、緊張やストレスが心身に及ぼす様々な影響を和らげて行くのです。外に向いていた意識を体内の体感に向けることで体性感覚を開発し、脳波をα波にし、自律神経を副交感神経優位に導く「ふぁんそんテクニック」は、現代人の心身の健康の必需品なのだと考えています。

あなたは大丈夫?~その2・糖尿病的な暮らし方してませんか?~



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あなたは大丈夫?~その2・糖尿病的な暮らし方してませんか?~2013/3/11

みなさん、こんにちは!先週の水曜日、3月6日(水)に名古屋城を訪れ、春の足音を体感してきました。

さて、今週は、前回の「高血圧」に引き続き、生活習慣病の西の横綱、糖尿病についてのお話です。

1、何故、血糖値は高くなる?

野ウサギが美味しそうにエサを食べていました。えっ? また、野ウサギの話ですか?
そうです。そこにまたまたトラがぬっと顔を出すんです。

私たちも、同様に、夜道を歩き、、横道から大きな犬や大男に、ぬっと顔を出してもらいましょう。野ウサギも私たちも、サッと身構え、逃げるか! 闘いを挑むか! という態勢に入ります。

この状態を「闘争か逃走か反応」と言いましたよね。

顔は青ざめ(ウサギは?…どうなるのかな?)、心臓は飛び出すくらいにバクバクしています。その時に血糖値はどうなっているのでしょうか。

そう、勿論、血圧と同じで、急上昇です。

これも、交感神経が最高に優位になったからです。強いストレスが加わり、交感神経が優位になると、アドレナリン(ノルアドレナリン)というホルモンが分泌されます。

これらのホルモンは、心臓を活発にし、血管を細くして血流速度を速めて血圧を高くすると同時に、肝臓に働きかけ、血液中にブドウ糖を放出させます。

高血糖状態を作るのです。逃げたり闘ったりする為の手足の筋肉の動きを活発にするためです。

しかし、このアドレナリンの分泌と、糖を分解するために膵臓から分泌されるインスリン(インシュリン)は、拮抗的に分泌されるのだそうで、つまり、アドレナリンが分泌されるとインスリンは分泌されないという状態になるのです。

つまり、強いストレスが加わり、その緊張状態が持続すると、ブドウ糖を分解するのに作用するインスリンの分泌が抑制され、血糖値は高くなり、従って、糖尿病が引き起こされていくということなのです。

また、間隔をあけて食事をすると、インスリンは必要に応じて分泌されるようですが、だらだら食べることをしていると、分泌されていたインスリンが、「こりゃぁ、どんなに糖を分解しようと思っても、こう次から次へと糖が入ってきたんじゃたまらんわい」とばかりに、分泌しなくなるそうなので、だらだらの飲食週間はやめるようにして下さいね。

2、是非、気功の技やふぁんそんテクニックを身につけて下さい。

気功の技やふぁんそんテクニックは、ちょっとした体の動きを使って(練習していけば、体の動きを使わなくても)心の緊張をラクにゆるめ、平常心になることが出来るようになります。

緊張やストレスが加わる状況から逃げ出したり、離れたりすることは出来なくても、つまり、交感神経が優位に働く環境にいたとしても、その場で、ちょっとした時間で、緊張やストレスから離れ、高血圧や糖尿病になっていく状態を緩和、消失させることは出来るのです。

だからこそ、緊張とストレスいっぱいの中で忙しく働いているあなたに、気功やふぁんそんテクニックを身につけて頂きたいのです。

また、コマーシャルですが、「名古屋ふぁんそんクラブ」というのがありますので、お知らせ致します。

【名古屋ふぁんそんクラブ】
・毎週金曜日の夜7時から9時まで、名古屋駅の西(地下鉄1区)にある亀島コミュニティセンターにて開催している気功とふぁんそんテクニックの勉強会です。

・会費は、一ヶ月2,000円、一回体験参加 1,000円です。

お問い合わせは、
和気信一郎
09019816957
kikounonakama@yahoo.co.jp
までお願い致します。


あなたは大丈夫?~その1・高血圧~



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あなたは大丈夫?~その1・高血圧~2013/3/4

みなさん、こんにちは!我が家の「笑顔」という名のサザンカがやっと咲いてくれました。

さて、今週から、気功やふぁんそんテクニックがどんな症状を改善し、それは、体のどんな変化によってもたらされていくのかということについてお話させて頂きます。

その一回目は、生活習慣病の東の横綱、高血圧についてです。

1、何故、血圧は高くなる?
野ウサギが美味しそうにエサを食べていました出し抜けに野ウサギの話です。そこに、トラがぬっと顔を出します。その時の野ウサギの気持ちになってみて下さい。

私たちも、そんな体験、ありますよね。夜道を歩いていると、横道から大きな犬や大男がぬっと顔を出します。
 
野ウサギと同じです。サッと身構えます。顔は青ざめ、心臓は飛び出すくらいにバクバクします。その時に血圧はどうなっているでしょうか。

そう、勿論、急上昇です。

これは、交感神経が最高に優位になったからです。交感神経が最高に優位になっている状態を「闘争か逃走か反応」と呼んでいます。

野ウサギも私たちも、サッと身構え、逃げるか、窮鼠猫を噛むのように闘いを挑むかの態勢に入ります。逃げたり闘ったりするためには、それに必要な手足の太い筋肉に大量の血液を送り込まなければなりません。

血管を細く絞り、血流を速くします。当然のこととして、心拍数は速くなり、血圧は高くなります。血圧は、こうして高くなるのです。

交感神経は、血管を収縮させて、血流を速くする働きをしています。ですから、交感神経優位になると、血圧は上がるのです。

2、自律神経の乱れ
私たちの体の中のバランスを保っている恒常性機能の一つに自律神経があります。自律神経は、交感神経と副交感神経とのシーソー的変化によって体内の働きを調節しています。

昼間は、主に交感神経が優位に作用し、活動的な動きを助け、夜間は、主に副交感神経が優位に作用し、手足の筋肉を休め、体内(内臓)の働きを促しています。

ところが、私たちの生活習慣によって、このバランスが崩されていくのです。

3、どうして生活習慣病と?
自律神経の乱れは、生活リズムの乱れと心の緊張、ストレスがその原因です。自然界の動物のように、起きている時間と寝ている時間のバランスが取れている訳ではなく、起きている時間帯が圧倒的に多くなっています。

交感神経優位の時間帯が長いのです。これは、ある意味、人類としての進歩ですから仕方のないことだと思います。。

では、起きている時間帯の中に、ゆったりとした、副交感神経優位になる時間を持っているかと言えば、そうでもないのです。

通勤の満員電車や車の渋滞で心は休まらず、パソコンとにらめっこの仕事や、流れ作業に息つく暇のない仕事、相手方との取引や顔色伺いの仕事など、心は緊張の連続です。

家事と育児、介護や看病に追われ、独りゆっくりする時間的余裕もありません。そんな生活が続いているのですから、「闘争か逃走か反応」とまではいかないかも知れませんが、それと同じくらいに交感神経優位の連続、血圧上昇の連続になっているのです。

高血圧の90%以上は、特定の原因のわからない本態性高血圧です。以前は、加齢によるものと考えられ、「成人病」と呼ばれていました。

しかし、特定の原因はわからないけれど、不摂生な飲食や生活、ストレスが関与し、これらを改善することで予防が出来るということから、1996年以降、生活習慣病と呼ばれるようになりました。

4、副交感神経優位にできる取り組みとしての「気功」、「ふぁんそんテクニック」
僕は、高血圧対策として、交感神経優位から副交感神経優位にする取り組みが重要だと感じています。

緊張し、ストレスいっぱいの体を、ほんの少しの体の動きを使った「ゆるめる技」で、血管を広くし、血流速度を遅くし、血圧を安定することの出来る「気功」や「ふぁんそんテクニック」を、こんな時代だからこそ、僕は提案しているのです。
 
キーワードとしての「副交感神経優位」を作る技をあなたも身につけて下さいね。

※次回は、糖尿病についてお話させて頂きます。

尚、毎月一度、京都のお寺で「ゆるめる技」や「癒しの技」を体感する催しを開催していますので、お知らせさせて頂きますね。

あなたの体と心を、月に一度のメンテナンスで、健康的にリフレッシュしてみませんか!



四つのキーワードで心身の健康が



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四つのキーワードで心身の健康が2013/2/25

みなさん、こんにちは!

春は名のみの風の寒さや~と言わんばかりに寒い日が続いていますが、体調、お変わりございませんか?

さて、今回から、気功流癒しのテクニック、ふぁんそんテクニックの柱になっている「ゆるめる」ということの体や心に及ぼす影響、効果について述べさせて頂くことにします。

1、キーワードは四つ
僕が20余年にわたり体感を通して学んできました気功流の癒しのテクニック、ふぁんそんテクニックにはキーワードとなる言葉が四つあるんです。それは、

(1)α(アルファ)波
(2)副交感神経
(3)脳内セロトニン
(4)体性感覚

の四つです。気功流の癒しのテクニック、ふぁんそんテクニックが何故に体や心に良い影響を及ぼすのかと言いますと、

(1)脳波を、脳が活発に働いている時のβ(ベータ)波からリラックスしている時のα波、更に、まどろみ状態のθ(シータ)波に導くことができる
(2)自律神経を、交感神経優位の状態から副交感神経優位の状態に導くことができる
(3)脳内のアドレナリンを抑制し、セロトニンの分泌を促進することができる
(4)外部の情報を採り入れる五感や意識の脳の働きを抑制、消去し、体内感覚を体感する体性感覚とそれを受け止める脳の働きを開発することができる

の四つの働きを持っているからだと考えています。そして、これらの働きによって、

・高血圧や糖尿病などのいわゆる生活習慣病の改善
・頭痛や便秘、不眠などの不定愁訴、自律神経失調症などと言われる症状の改善
・肩こり、腰痛、目の疲れなどの慢性疲労性疾患の改善
・胃腸弱とか虚弱などと言われる人の体質改善

などの身体的効果と同時に

・イライラ、焦り、不安などの精神的不安定
・うつ的状態
・「ねばならない」と言った心の堅さやとらわれ、執着心、心の縛り

など、精神的な緊張、ストレスも和らげ、消去していきます。

僕が、みなさんに気功流の癒しのテクニック、ふぁんそんテクニックを身につけて頂きたいと願っているのは、簡単に出来る体の動きと体感によって、あなたやご家族の心身の健康の維持、改善にお役に立つことが出来ると信じているからです。

そのために、次回からは、四つのキーワードに沿って、気功流癒しのテクニック、ふぁんそんテクニックがどんな風に体や心に良い影響、効果をもたらしていくのかという、少し各論的な話をさせて頂くことにしますね。

※あなたの地域や職場において、気功流癒しのテクニック、ふぁんそんテクニックの体験会を企画して頂ければ、僕、和気信一郎がお伺い致しますので、ご検討してみて下さいませ。

お問い合わせは
kikounonakama@yahoo.co.jp
まで。