2012/07/19

★太極拳における筋膜の繋がり

筋膜とは、身体の筋肉や内臓、骨などを何層にもなって覆っている薄い膜のことで、
筋膜は姿勢を維持するために働いています。


その筋膜には、皮膚の表皮の下で全身を覆う浅筋膜、深筋膜や筋肉を外から覆う
筋外膜、筋肉の中で筋肉線維をまとめている筋周膜および筋内膜があります。


筋膜は2種類の性質の異なるたんぱく質の繊維がメッシュ状になってできており、た
んぱく質の一つコラーゲンは伸縮性がなく、もう一つのたんぱく質エラスチンは2.5倍
にも伸びる性質を有しています。日頃から良く動く筋肉はこのエラスチンが伸縮して
いますが、動いていない筋肉のエラスチンは伸縮性がないコラーゲンがエラスチン
にまとわり付くことで伸縮性が失なわれています。この筋膜は、筋膜同士が繋がって
いるので、1箇所、伸縮性がなくなるとその影響は全身に広がります。
悪い姿勢を続けていると身体のあちこちでコリが生じてきます。
コリの原因が悪い姿勢であることは良くわかっていることですが、その悪い姿勢を意
識して直そうと思っても、なかなか直せないのは筋膜の影響であると言われています。 
 こちらより引用




筋膜とは身体全体に張りめぐらされている網状の白くて薄い伸縮性のある 組織です。 
筋肉や骨は、血管、神経、内臓器官などと共に、この網状の織“筋膜”のなかで支えられており、私たちのからだを構成している大切な組織なのです。 
筋膜は肉体の変化を可能にしている弾力性や適応性という属性があるため、ロルフ博士は身体の“形成器官”と呼びました。 
普段の生活の中で、からだはストレスなどから身を守ろうとする時、筋膜の構成を変化させることが可能です。いくつかの変化は“肩こり”のような一時的なものですが、慢性的なものもあります。例えば、足首を捻挫したとしましょう。その時、足首の組織は少し厚くなり足首と膝に“ねじれ”を残して回復していきます。私たちのからだの器官は一固体として動くため、その制限“ねじれ”がからだ全体のバランスを崩し、それを修正しようとするからだは新しい“癖”を作り出します。
例えば、ストッキングなど体にぴたっとした衣類がずれてしまった時の不快さを想像してみて下さい。敏感な人であればきっとまっすぐ歩くこともままならないでしょう。このように筋膜は身体のストッキングのような役割をしています。
筋膜の順応性のメカニズムは収縮性と結合性で成り立ちます。安定性を高めストレスを防ぐ為、筋膜組織は萎縮し、厚くなり、隣の組織に癒着しようとします。その結果、隣接した組織はその動きに引っ張られ、動きが円滑ではなくなります。こうなると日常生活のなかでも無駄なエネルギーを使うことになってしまい、疲れやすくなり、活力がなくなっていきます。  こちらより引用






筋膜は、三次元に張り巡らされたクモの巣のように、全身に広がる伸縮性のある網状の組織で、神経・内蔵・筋肉・骨など全身のあらゆる器官を包み、形と位置の安定、保護、姿勢の維持をしているんですね。


私たちが生きてゆく上においても、筋膜は重要な働きををしているということが分かった。
太極拳をおこなうことによって、骨、関節、筋膜などを鍛えることができる。


太極拳を行う上での『筋膜の繋がり』に、最近関心がある。

難しいこと詳しいことは分からないが、大まかな筋筋膜経路を内観?イメージ?感じる?
ということをして、そのラインを繋げて流すということを試みている。 止まった姿勢で。



あくまでも私なりの感覚としてだし、まだ一部だが
今までに感じていた流れとは違う、パワフルな繋がりと流れを感じるようになった。


太極拳の動作時にも繋げられれば、それが太極拳における勁力なのだろうか?