2012/11/29

天の気(大空のパワー)を採り入れる技(パワースポットの気をいただく~その5~) 



中日新聞プラス 達人に訊け!

和気信一郎の気功流癒しのテクニック~癒しの気功法~
より公開済みの記事を紹介させて頂いています。
毎週月曜日に新しい記事が更新されています。

現在公開中の記事は  ↓ から、読むことができますよ!
http://chuplus.jp/blog/list.php?category_id=218&pl=8099508979



天の気(大空のパワー)を採り入れる技(パワースポットの気をいただく~その5~)                                          2012/11/12

今回で自然界のパワーを採り入れる技のシリーズは終わりです。

これまで、大地、樹木、太陽のパワーを採り入れる技をお伝えしてきましたが、今回の「天の気のパワー」については、少し視点を変えてみることにします。

【「天」から思い浮かべるもの】
僕は、「天」という言葉を耳にすると、この頭上に広がる大空を想像するのは勿論ですが、もう一つ頭に浮かぶ言葉があります。

それは「有頂天」という言葉です。

この言葉は、何か良いことがあった時に、そのことに舞い上がったり、いい気になったりしている状態を指す時に用いられる言葉なのですが、元々は仏教用語らしいのです。

【有頂天とは】
六道という言葉を聞かれたことがあると思います。

普通は「六道輪廻」と言って、死んだ後、次にどの世界に生まれ変わるのかといったような、「輪廻転生」の中での六つの世界として用いられていますが、僕は、南無の会の松原泰道老師が教えて下さったように、私たちの「現実の生き方」として学びたいと考えています。

六道というのは、地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人間界、天界の六つです。これらの世界は、あの世のことではなく、私たちの「現実の生き方」のことなのです。

「自分の欲望のために、人の命をも殺害するような地獄の生き方」、「自分だけが、自分だけがと貪るような餓鬼の生き方」 、「本能のままに貪り食い、性欲に走る畜生の生き方」、「人を憎み、争いの絶えない修羅の生き方」などは、私たちの現実の生き方そのものです。

人間界というのは、「人の道」とか「人間性に満ちた」などと言われるように、地獄、餓鬼、畜生、修羅などの醜くて不幸な生き方から離れた、理性、ヒューマニズム、愛などに包まれた生き方のことです。

そして、「天界」は、更に、その上に位置する生き方なのです。大黒天とか弁財天、帝釈天、毘沙門天など日本の神々や仏様として各地にお奉りされています。それらの頂点に存在する(有る)「天」が有頂天なのです。(※仏教の教義、学説としてはもっと複雑なものですが、ここでは、僕なりに大まかな理解として書いています。)

人間界の生き方を超えたところに有る「天界」の中の頂点に位置する「有頂天」でさえ、一度何かが起こると、私たち人間がそうであるように、奈落(梵語のナラク=地獄)の世界(生き方)に落ちていく可能性を持っています。

そんなところから「有頂天になっていると痛い目に遭うぞ!」という戒めの言葉があるのかも知れません。何れにしろ、「天」は、地獄、餓鬼、畜生、修羅などになる可能性を秘めた危うい生き方なのです。

【「天」の上にある生き方】
では、何があっても地獄や修羅などの生き方にならない世界(状態)はあるのでしょうか。仏教では、六道の生き方を超えた生き方として、菩薩や如来という状態を考えているようです。

完全なる心の安らぎを得た状態の生き方です。何が起ころうとも、いつも静かに微笑み、動揺することなく、迷い苦しんでいる私たちの心を安らげてくれるような生き方です。

そういう私たちの心を救い、丸ごと包んでくれる存在を、観音様や阿弥陀様などとして考えたのかも知れません。

夜明け前から日の出あたりの瑠璃色の光の中に薬師如来を、日没の輝くような夕焼けの中に阿弥陀如来を見い出したとしても、それは、仏教だけの枠に留まらない、人間界を超えた宇宙的規模での大いなる生き方がそこにあると祈り願うのは理解できるだろうと思います。

そして、「天の気を採り入れる」といった場合も、この広大な青空の向こうに広がる大いなる「天」をも超えた存在、完全なる心の安らぎをもたらしてくれる存在を感じながら行なってみると、更なるパワーアップができるように感じています。

【天の気を採り入れる技】
(1)肩の力を抜いて自然に立ちましょう。

(2)頭上の360度丸ごとの大空と、更にその向こうの宇宙空間にまで思いを馳せましょう。

(3)その宇宙丸ごとを持ち上げるような感じで両手を横から頭上に上げながら、頭で気を吸い入れるようにして、頭上に上げた手の掌を下に向け、顔の前まで降ろしましょう。

(4)顔の中に吸い入れた気を、首から胸へと降ろしながら、手での誘導も併せて、丹田(下腹の中)まで吐き降ろしましょう。

(5)(3)から(4)を5~10回ほど繰り返し、丹田の中が温かくなったら、両手を下腹に当て、天のパワー、宇宙のパワーが自分のパワーになり、心の安らぎと静けさが得られたことを実感して終わりましょう。

気功を通して、憎しみや貪り、心の動揺がゆるやかに静まり、やわらかで穏やかな生き方が出来るような「気の採り入れ方」をしたいものです。

次回から、体と心を芯からゆるめる「気功流ふぁんそんテクニック」について書いていきますので、お楽しみに!




2012/11/22

太陽のパワーを採り入れる(パワースポットの気をいただく~その4~)


中日新聞プラス 達人に訊け!

和気信一郎の気功流癒しのテクニック~癒しの気功法~
より公開済みの記事を紹介させて頂いています。
毎週月曜日に新しい記事が更新されています。

現在公開中の記事は  ↓ から、読むことができますよ!
http://chuplus.jp/blog/list.php?category_id=218&pl=8099508979



太陽のパワーを採り入れる(パワースポットの気をいただく~その4~)2012/11/5

今回は、地球上のあらゆる命を育む太陽のパワーを採り入れる技をお伝えします。

その前に、天照大神についての逸話を一つ。

【太陽を神と崇める日本人の心】

天照大神(あまてらすおおみかみ)は、神話の中で、最高の太陽神とされ、伊勢神宮内宮をはじめ、各地の神社にお祀りされています。

伊弉諾(いざなぎ)と伊弉冉(いざなみ)の二神を親とし、月読命(つきよみのみこと)と須佐之男命(すさのおのみこと)の姉神にあたります。

古事記や日本書紀の中の神話の詳細はともかく、天照大神にまつわる天の岩戸(あまのいわと)の話は、余りにも有名です。

そこで、少し面白い話をご紹介しておきましょう。

【面白いという言葉】

弟の須佐之男命の悪行に怒った天照大御神が、天の岩戸に隠れたときに、天宇受売命(あめのうずめのみこと)が岩戸の前で舞を舞いました。

その舞は、トランス状態になり、乳房や陰部をも露わにした、ほぼ全裸に近いものだったそうですが、それを観ていた八百萬の神々は、拍手喝采で笑い転げました。

その騒ぎを不可解に感じた天照大御神が、そっと開けた天の岩戸を、大力の手力雄神(たぢからおのかみ)がこじ開け、天照大御神の手を取って引き出します。

その瞬間、輝く光が、八百萬の神々の顔を照らします。

天照大御神の光に照らされた神々の顔は、真っ白に見えました。

白く輝く神々の顔は、笑い転げた後の、満面の笑みだったろうと思います。

太陽に照らされた顔(面)は、明るく白く輝き、満面の笑顔だったのです。

もうおわかりだと思いますが、これが「面白い」の語源だという説があるんですよ。

ですから、太陽のパワーをいただく時は、顔を「面白く」し、笑顔で行なって下さいね。

【太陽のパワーを採り入れる】

(1)
日の出から斜め45度くらいまでに昇った朝の太陽のパワーを採り入れるのが良いと思います。
両手を斜め下に降ろし、掌を前に向け、太陽に向かって立ち、やわらかく微笑み、眉間から額で太陽の光を感じましょう。

(2)
額から頭の奥に光を吸い入れ、額から吐き出すような感じで、しばらく呼吸をした後、額から頭の奥に光を吸い入れる時に、両手で太陽の光をすくい集めるような感じで、掌を額に近づけましょう。

(3)
両掌を下に向け、頭の中に吸い入れた光を鼻の奥、口の奥、首の中と降ろすようにしてから、両手を下腹の前まで降ろしながら、光を丹田に吐き降ろしましょう。

(4)
(2)から(3)を10~15回ほど繰り返し、丹田の中が温かくなったら、両手を下腹に当て、丹田の気を充実させて終わりましょう。

前段にも書きましたが、眉間を広げ、顔を「面白く」して、太陽のパワーをいただいて下さいね。

※次回は、天の気(大空のパワー)を採り入れる技についてお話させて頂きますね。




2012/11/13

樹木のパワーを採り入れる(パワースポットの気をいただく~その3~)


中日新聞プラス 達人に訊け!

和気信一郎の気功流癒しのテクニック~癒しの気功法~
より公開済みの記事を紹介させて頂いています。
毎週月曜日に新しい記事が更新されています。


現在公開中の記事は  ↓ から、読むことができますよ!
http://chuplus.jp/blog/list.php?category_id=218&pl=8099508979



樹木のパワーを採り入れる(パワースポットの気をいただく~その3~)2012/10/29

今回は、樹木のパワーを採り入れる技をお伝えします。

【無相という言葉】
突然ですが、採気のヒントになる話を一つ。

般若心経という経典(お経)の一節に「諸法空相(しょほうくうそう)」という経文が出て来ます。
この言葉が、採気の時の大事なヒントになるのです。

「法」というのは「存在」という意味だそうで、「諸法」は、諸々の存在、即ち、この世に存在するあらゆるもの、のことです。
「空相」というのは、サンスクリット語を訳すと「空にして無相」となるそうで、「空、無相」が本当のようです。
(孫悟空でお馴染みの三蔵法師、玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)がどういう意図で「空相」と漢字に翻訳したかは定かではありません。)

ですから、「諸法」は「空」であり「無相」ということで、「空」と「無相」とは同義語になるのです。

そして、問題の「無相」の話です。


【心のバリアを無しにする】
「相」という字を見て下さい。

木へんに目と書かれています。
これは、「目で木を見る」という意味です。

「目」は、自分という存在を代表している言葉で、「自分という存在が木を見ている」となります。
こちらに自分がいて、向こうに木があり、その木を見ているということになり、即ち、それは、自分と木は別々の存在だということを意味しているのです。

相は、相互、相思相愛、相手、相打ち、相対立するなどというように、別々の二つの存在を前提にした言葉なのです。

ところが、般若心経においては、「諸々の存在は無相である」と説いています。

気功と般若心経とは直接的な関係はありませんが、気功を学び深める上で、特に、採気野技を理解する上では大きなヒントになっています。

般若心経は、木と自分とは「無相である」、即ち、「別々の存在ではない」と教えています。

別々の存在であるものが「別々の存在ではない」というのですから、難しい話です。

木と自分とが別々の存在だということは、木と自分との間に、二つを隔てる何か、即ち、バリアが存在しているということになります。

「無相」なのですから、二つの間にあるバリアを取り除かねばなりません。

こうなると、現実的というか物理的というか、普通の常識では考えられません。

そこで、気という概念や気功をしている人の体感を持ち出さねばなりませんが、この、バリアを取り除くというのが、自分と外のものとの関係においての気功流癒しの本質になるのです。

物質的にはともかく、少なくとも心だけは、木と自分との間にバリアを張らないということが大事な条件になるのです。
(※9月3日の記事「気功流の癒しを体感してみましょう」を参考にして下さい。


【樹木のパワーを採り入れる】

(1)
公園や神社の境内などで、これは!という木を見つけたら、とにかく、その前に立ちましょう。

(2)
両手を体の横で、軽く斜め下に開き、掌を木の方に向けましょう。
(3)
目を閉じ、顔や胸の中に気持ちを向けて、自分の中がゆっくりゆるんでいくのを体感しましょう。

(4)
体の中がゆるんでくると、顔や胸の皮膚の感覚が薄れていき、バリア感覚が無くなる体感が出て来ます。
自分と木の間のバリアが無くなり、木と自分との一体感が出て来ます。

(5)
バリア感覚が薄れ、体の前側の空気感覚が心地よく感じられたら、そこから採気に入ります。

(6)
両手で前の空気を大きくすくい集めるように、両手を胸の前に挙げて、掌を胸板に向け、胸板から胸の中に息を吸い入れるようにして両手を胸板に近づけましょう。

(7)
両手の掌を下に向け、胸の中にすい入れた息を下腹の中に吐き降ろすようにして両手を下腹の前まで降ろしましょう。

(8)
この(6)と(7)の動きと呼吸を何度も繰り返し、下腹の中が温かくなってきたら、両手を下腹に向け、しばらく下腹の中の温かさを体感してから終わりましょう。

近くの公園や神社の中で、一本で良いですから、仲良しの木を持っておくと、心身に乱れが出て来た時に、木に癒されてもらえるようになりますからね。

次回は、太陽のパワーを採り入れる技をお伝えします。


2012/11/09

気の舞フェスタin熱田神宮


2012年11月4日 
熱田神宮

私は早く着きすぎたので、
ひとり 大楠の前で採気をしていた。



9時になって芝生広場へ移動し、スワイショウをしながら、
和気さんが「気の舞フェスタ」に関して話をしました。

簡単に自己紹介などしながら、身体をほぐし、
熱田の森文化センターへ移動




田中さん、和気さん、参加者の皆さん全員
大雁功前64式(気功)





和気信一郎さんの 自由舞







紅(くれない)の 楊式太極拳
わたくしです(*^^*)







田中陽子さんの 開胸放香功(気功)







和気信一郎さんの 金剛八式 (気功)







ここで全員での 香功


そして全員での「自由舞」



輪になって座り感想などを話し午後の部は終了しました。





午後からは希望者だけの参加


七五三のお参りもあってかなりの人出で賑わっていた熱田神宮ですが、
和気さんに、静かな裏道を案内してもらい、採氣法を教わりながら
最終、和気さんの充電スポットの八剣宮で、その氣を堪能しました。




*当日、音楽を使っていない
開胸放香功、太極拳には、音楽を入れています。



詳しくは、こちらをご覧下さい