2013/02/19

様々な感覚で「ふぁんそん」を体感する菩薩静功1・ふぁんそんテクニック=その9=



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和気信一郎の気功流癒しのテクニック~癒しの気功法~
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様々な感覚で「ふぁんそん」を体感する菩薩静功1・ふぁんそんテクニック=その9=2013/1/21

「ふぁんそん」というのは、中国語の放鬆(ほうしょう)のことで、即ち、体の内部が鬆(す)が入ったような空洞感覚になり、その感覚が四方八方に放散しているような体のゆるんだ状態とその感覚を総称したものです。

その「ふぁんそん」の状態と感覚を作っていく技術が「ふぁんそんテクニック」で、「ふぁんそん」を体感する感覚は、外部の情報を受け止める五感とそのための意識的な脳の働きではなく、体内感覚を体感する体性感覚とそれを受け止める、脳によってもたらされます。

体性感覚には、
・運動感覚
・皮膚感覚
・体内感覚
があります。

これまでは、主に、受動的な運動感覚の体感や皮膚自体の体感の訓練をしてきた訳ですが、今日からはもっと内部の体内感覚や、外部との融合感、一体感などを体感する「ふぁんそんテクニック」の練習を行ないます。

その前段として、是非、癒しの意味(9/3)、気のボール(9/10)、ふぁんそん感覚「9/17」の記事を参照して下さい。

【菩薩静功】
菩薩などというと、何だか仏教的な感じがしますが、ここでは、「ふぁんそんを深める人」というような意味合いで用いています。菩薩というのは、サンスクリットの言葉の「ボディ・サットヴァ」の漢訳の略語です。

ボディは覚り、サットヴァは衆生を意味し、併せて覚りを求める人々という意味になり、修行者、求道者という意味なので、ここでは「ふぁんそんを深める人」と解釈して用いているのです静功というのは気功の用語で、体の動きを用いないでする練習(練功)のことです。

菩薩静功は、体内の「ふぁんそん感覚」や外との融合感、一体感を体感するために作った十の形で、それぞれに違った感覚を体感することが出来ます。立った姿勢、坐った姿勢のどちらで練習されても構いません。

1、南無
南無というのは梵語の「ナーム」のことです。帰依致します、身も心もお任せ致しますというような意味で名付けました。
【形と感覚】
両手を胸の前で合掌した形です。 両手を両胸の間の高さで合掌し、やや前に出して、肘から先が斜め45度くらいに倒れた形にします。ふぁんそんの感覚が胸板から胸の中に染み込んでいく感覚が体感できるまで続けてみて下さい。

2、禅定
この言葉は、梵語と漢語の合体語です。禅は「ディヤーナ」で、体と心を統一すること、そのことによってもたらされる境地のことで、定は、その境地を漢字で表したものです。定の梵語はサマディ(三昧)になります。
【形と感覚】
下腹の前で両手を重ね、掌を上に向け、親指の先をそっとふれた形です。メインの感覚を骨盤の中(丹田)に置き、その感覚が胴体いっぱいに膨らんでいく感覚が体感できるまで続けてみましょう。

※いよいよ「ふぁんそん教室」が始まります。
http://blog.livedoor.jp/kikounosensei-fans